登山で使用する度付きサングラスのご相談です。
普段は裸眼で過ごすことの多いお客様。
登山でサングラスを使用していましたが、樹林帯に入ると暗くて見にくくなり、そのつど着け外しするのも面倒なので、着け外しすることなく使用できる度付きサングラスを作ろうと考えました。
ネットで作ってくれそうなお店を探していたところ、SUNPLUSを見つけ今回のご来店となりました。
早速視力を確認したところ、右目が0.7、左目が0.3で、利き目は左目です。
利き目の左目より右目の方がよく見えています。
左右の見え方が均等でないので、均等になるよう矯正をしてバランスを取りました。
左右の見え方が不均等なのはよくあることで、今回のお客様のように特に不便を感じることなく日常生活を送る方はたくさんいらっしゃいます。
ただ、今回は登山用の度付きサングラス。
左右の見え方を整え、両眼視機能を向上させることで思わぬアクシデントにも対応できる視界にします。
仮枠にて視力矯正した状態を作り、20分ほどその視界を体験していただきました。
最初、違和感があったものの徐々に慣れてきたので、問題なしと判断しお作りすることにしました。
レンズは、KODAKの防眩フィルターレンズの「ネオコントラスト」をご提案。
これまで登山用としてお作りし、高い満足度を誇った実績があります。
ネオコントラストは人が感じることができる可視光線の中で最も眩しく感じる光(580nm付近)だけを抑えるので、眩しくないクリアな視界を提供してくれます。
お客様も実際に見え方を体験し、大変気に入っていただけました。
フレームはOAKLEYのFLAK2.0を選択。
スポーツグラス特有の目を覆うデザインで、通常のメガネより幅広い視野で使用することができます。
出来上がりを楽しみにしていたお客様。
仕上がったサングラスを着けてみましたが、見え方に違和感が。。。
少し慣らしてみますとお帰りになられましたが、後日やはり違和感が抜けないとご来店。
確認してみると左右の視力は共に1.0、見え方のバランスも取れています。
アイポイントやフィッティングも確認しましたが、ルーズなところはなく、ちゃんと装着できています。
もしかしてと思い、左目の見え方をわざと落としてみました。
すると見え方の違和感に改善がみられました。
お客様は普段裸眼でいることが多いこと、
利き目の左目より右目の方がよく見えており普段からアンバランスな状態で過ごしていたこと、
そして両眼均等の見え方に慣れていないこと、
この3つの理由が、バランスを整えた度付きサングラスの違和感につながっていました。
視力矯正のセオリーで今回の視力矯正が正しいとしても、実際に使用する方が快適になるかというとそれは違います。
お客様の使用目的、使用環境、好み、クセ、これまでの視環境など考慮して度数決定しなければいけません。
今回私は正しい視環境ばかりを考え、お客様に寄り添った作成ができていませんでした。
お客様には最終ゴールはやはり両眼を均等に見せる「両眼視」だということを伝え、それに向かってのステップアップとして今回は両眼1.0矯正を、右1.0、左0.8矯正で作り直しました。
後日、お客様に確認すると「見え方はかなり改善されてとても快適です」とご返答いただきました。
ほっと一安心です☆
今回の連休に登山に行くと聞きました。
お作りした度付きサングラスがお役に立つことを願っています(^ ^)
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【OAKLEY 登山用度付きサングラス 】
■フレーム
OAKLEY FLAK2.0 カスタム
フレーム/ポリッシュドブラック
アイコン/エレクトリックブルー
イヤーソック/ブラック
レンズ/グレイ(度無し)
■レンズ
KODAK1.60ネオコントラストSP
8c パワープロテクト付き
■加工代
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