強度数でもあきらめない!遠近両用スポーツサングラスでマラソンをもっと快適に
- としひろ 山口
- 4月25日
- 読了時間: 3分

「強い度数だから無理ですよ」
趣味のマラソンで使用する度付きスポーツサングラスを作りたくてお店を探していましたが、行く先々で断られ半ば諦めていたお客様。

確かにOAKLEYのようなスポーツサングラスは、顔に沿うようなハイカーブデザインのため、度付き作成には限界があります。
しかし、条件が揃えば作成できる可能性があります。
結果を先に言えば今回無事に作成できました。

お客様からのご要望は、
・OAKLEYのようなスポーツサングラスでの度付きサングラス
・普段使いもできるように透明レンズで作りたい
・可能であれば遠近両用が希望
主にこの3つです。

【使用したアイテム】
フレームは、OAKLEYのFLAK2.0。
オークリーを代表するスタンダードモデルです。
度付きレンズとの相性が良く、強度数にも対応できる頼もしいモデルです。

アグレッシブなデザインではなく、比較的シンプルなデザインなので、クリアレンズを入れてメガネとして使用する方もいらっしゃいます、。

そしてレンズは、ICRX TRIクリア(トライベックス)を使用しました。
透明度が高く、スポーツ用途でも歪みやブレを最小限に抑える高性能レンズです。
強度数と遠近両用に対応し、UVカット・耐衝撃性にも優れています。

【強度数作成を可能にしたスマート加工】
通常このような強度数で、しかも遠近両用をスポーツサングラスに入れるのは非常に難易度が高いです。
特にフレームとレンズカーブの相性、レンズの厚み、視野の歪みなど、いくつも壁があります。

しかし、SUNPLUSでは「スマート加工」という特殊な加工方法を用いることで、無理とされてきた度数でも現実的に作ることを可能にしました。
ただし、デメリットもあります。
それはレンズの厚み。
フレームに組み込むと厚みは目立たなくなりますが、基本的に強度数での作成はレンズがかなり厚くなります。

SUNPLUSでは、サンプルレンズをお見せし仕上がりをイメージしていただきます。

【使用感について】
強度数の度付きスポーツサングラスは、違和感を感じないように度数補正しますが、通常のメガネとの差はどうしても感じます。
強度数になればなるほど、慣れるのには時間がかかります。
そのため、SUNPLUSでは強度数作成に対応していますが、積極的に勧めることはしていません。
お客様には、作成に対してのメリットとデメリットをしっかりお伝えし、視力測定の結果をもとに専用枠にて実際の見え方を体験(装用テスト)してから作成の判断をしていただきます。

今回は最初に違和感を感じていたものの、30分くらいで慣れてきたので作成することにしました。
もちろん、見え方かに慣れることができず作成を断念する方もいらっしゃいます。
ご希望にお応えできず気の毒に思いますが、お客様は逆に「できないことがハッキリしたので良かった」と言ってくれます。
完成したものを実際に着けていただきましたが、最初やはり違和感を感じました。
しかし、しばらくすると慣れてきたので今後のアフターフォローを伝え、このままお渡しすることにしました。
慣らす必要がありながらも、念願の度付きサングラスに嬉しそうなお客様でした✨
強度数の方ほど、サングラス選びに悩むもの。
しかし、条件がそろえば作成できる可能性は広がります。
SUNPLUSは、その可能性をご提案します。
あきらめる前に、ぜひ一度ご相談ください。

Comments