SUNPLUSはさまざまなスポーツに応じて度付きサングラスを作成しています。
今回は車椅子のお客様から度付きサングラスのご相談です。
車椅子でも感じる身体の大きさ、盛り上がった筋肉が外からでも分かる上半身、迫力のある体躯の反面、柔和な笑顔が相手の緊張感を解いてくれます。
お客様は車椅子ソフトボールの日本代表選手。
ここに来る前にはアメリカのシカゴに遠征に行っていたそうです。
普段はコンタクトレンズを装着し試合に出ていたそうですが、コンタクトだと目に負担がかかり、試合後の目の疲れが悩みの種でした。
スポーツ用の度付きサングラスのことは知っていましたが、自分の競技を理解してくれて相談できるお店があるのか分かりません。
何気なくネット検索しているとSUNPLUSを見つけ、割と近所にあることを知り、ここなら相談できそうだと思い今回のご来店に至りました。
これまで前職で車椅子アーチェリーや、車椅子マラソンなどパラスポーツのアスリート様に競技用の度付きサングラスを作成した経験があります。
その経験が今回とても役に立ちました。
先ず競技を理解するためにお客様と車椅子ソフトボールについてお話しを聞きました。
私は度付きサングラスを作ることに関してはプロですが、それぞれの競技については素人です。
どんなスポーツか?環境は?見たいものは?その中で不便を感じることは?など、最も適切なものをご提案するためにお客様(使用する本人)とのお話はとても重要です。
車椅子ソフトボールは、バットはソフトボール用バットを使用しますが、グローブは使わずボールはハンドボールを少し小さくしたくらいの大きさ。
屋外での試合がほとんどで、視認性よりも防眩性に注視したほうが良さそうです。
先ずは防眩フィルターレンズのNeoコントラストをご提案をしようと思いましたが、お客様の興味はフィジカルサポートカラーに。
アスリートとして勘が働いたのか、さすがです。
自分に最適なカラーレンズにすることで体幹バランスを整えるフィジカルサポートカラーですが、車椅子の方には試したことがありません。
車椅子の方が効果を感じるのか私も興味があります。
お客様ご自身もサングラスで自らの体幹が安定するなら有難いと仰ってます。
お客様了承のもと、フィジカルサポートカラーの測定を行いました。
車椅子の状態で足を床につけていただき、背を浮かせカラープレートを見ながらわざと肩に負荷をかけ体勢を崩していきます。
すると青のプレートを見ている時、他のカラーと比べ明らかに体幹の安定を感じました。
お客様も「お腹の奥底に踏ん張りを感じる」と身体の変化に気づいたご様子。
車椅子の方でもフィジカルサポートカラーは生かせる!
上がるテンションを抑えつつ冷静を心掛けながら他のカラーでも変化がないか探っていきます。
わずかな変化も合わせると、右目が青と黒、左目は青と赤でした。
このフィジカルサポートカラーをベースにカラーレンズを度付きで作成することにしました。
フレームはOAKLEYのRADAREV。
一枚シールドレンズのモデルですが、2枚のレンズを中央で合わせ度付き作成する一眼ダイレクト加工で仕上げました。
今回、車椅子のお客様がご来店くださったとき、店内へ入ってくるのに大変苦労しました。
そこですぐに車椅子用の入口スロープをAmazonで注文。
お客様がサングラスを受け取りに来る日に合わせてご用意しました。
受け取り時、スロープを見てお客様は大喜び☆
用意して本当に良かったです。
これで車椅子のお客様が来られても安心してお迎えすることができます。
今回、視力の補強に加えて初めての度付きハイカーブレンズのため、着けた当初はかなり違和感を感じていたようです。
ただ、着けた瞬間の体幹安定の効果も感じるようでした。
見え方に慣れるまで少し時間が必要かも知れませんが、慣れたらかなり役立つアイテムになると思います。
K様、この度はSUNPLUSをご利用いただきありがとうございました。
お作りしたサングラスがお役に立つことを願っています。
良かったらその後の使い心地なんかもお話聞かせてくださいね。
よろしくお願いいたします!!
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【車椅子ソフトボール用フィジカルサポートカラー度付きサングラス】
■フレーム
OAKLEY RADAREV
OO9208-8238 GREY INK
■レンズ
KODAK TUFFNEX SPORTS FR 6c
フィジカルサポートカラー
右/BL2+GD1(濃い青と薄いゴールドの混色)
左/BL2+RE1(濃い青と薄い赤の混色)
■加工代
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