50代の男性から普段使いの遠近両用メガネと釣り用の偏光サングラスの度付き相談をお受けしました。
SUNPLUSではサングラスと同時に「メガネ」のご相談も受けております。
国家検定資格『1級眼鏡作成技能士』の店主が対応いたします。
今回は遠近両用調光メガネにプリズム補正をした特殊な事例をご紹介いたします。
今使用しているメガネが少し見にくくなったというお客様。
作ってから数年経っていたので、視力が変わってきたかと思い、まず視力測定を行うことにしました。
SUNPLUSでは、視力測定の前に目の状態に異常がないか予備テストを行います。
片眼ずつ隠して目の動きを調べるカバーテストをしていて、わずかに目の動きのズレに気づきました。
視力を確認すると両眼で0.9。
快適と言われる1.0の視力に届かないものの、そんなに見にくさが気になるほどの視力ではありません。
改めて見え具合をお聞きすると、ボヤけて見にくいのではなく、見たいものがダブっていることが分かりました。
数年前に体調を崩した後、それから見え方に違和感を感じてきたとのこと。
もしかすると、その影響で眼の位置にズレが生じてしまったのかも知れません。
矯正視力を1.2まで上げると、さらにダブりが明確になり視界にも影響してきます。
そこで眼の位置を整えるプリズム補正を行いました。
すると、ダブっていた視界が一つにまとまり、お客様も明らかに視界が変わったと驚かれていました。
左右の度数と眼の位置を整え、仮に遠近両用メガネの状態を作り出し、装用テストを行いました。
いつもより長く時間をとり、遠くや近くの見え方を確認します。
最初、見え方に違和感を感じていたものの、15分くらいで慣れてきて、目も楽になってきたようです。
装用に問題なしと判断し、この設定でお作りすることにしました。
体調は回復したものの、それから眩しい光に敏感になり、できれば屋外ではサングラスをしたいお客様。
そこで調光レンズをご提案しました。
調光レンズは室内ではメガネで過ごせて、屋外ではレンズが紫外線に反応して発色しサングラスになります。
そして調光レンズは遠近両用でも作成できます。
レンズはHOYAの調光レンズ「センシティダーク」にしました。
従来のように紫外線に反応するだけでなく、可視光線にも反応し発色する新しいタイプの調光レンズです。
出来上がりを楽しみにしていたお客様☆
着けた瞬間ピタッとまとまった視界にとても喜ばれていました。
プリズム補正に遠近両用、さらに調光レンズと三つの機能を一つにした特殊なメガネに仕上がりました。
気に入っていただき私も嬉しかったです。
次回は、この設定で偏光サングラスをお作りした事例をご紹介します。
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【遠近両用 調光メガネ プリズム補正】
■フレーム
DETAIL GRAM
DG-0010 col.BK 49□
■レンズ
HOYALUX Wellna1.67 (F)
センシティダーク 調光ブラウン
⚪️→🟤
■プリズム補正費
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